内容説明
無人島にたった1人漂着するというストーリーの関係上、会話のシーンが少ないため、初心者が全編英語で観たとしても話の筋が追えないということはまずないだろう。トム・ハンクスが、バレーボールのウィルソン相手に独り言を言うシーンなどでは、まるでウィルソンが本当に話をしているかのようでもある。使われている英語は現代のアメリカン・スタンダードなものばかりで難しくない。また、どの場面のどのフレーズも心に残るものばかりで、これから映画を使って英語を勉強してみようと考えている方には、入門作品として最適と言える。また、セリフのないシーンの描写も非常に繊細に描かれており、画面から発せられる情報の密度は驚くほど濃いので、セリフの少なさを充分に補っている。
-
- 和書
- 鎌倉のバナナたち