イギリスを語る映画

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  • サイズ B6判/ページ数 172p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784894072411
  • NDC分類 778.233
  • Cコード C1074

内容説明

外国の街並みや通りには、日本にはないものがたくさんある。映画では、スクリーンに何気なく映し出される家や窓、教会、田舎の風景などから、その国の独特の文化や歴史を感じることができる。しかも、その風景や事物は、監督の特別なこだわりのもとに繰り返し映し出されたり、ストーリーと絡んで重要な意味を担っていることが多い。作品の理解を深めるためにも、映画をよりいっそう楽しむためにも、そういった事物に関する知識を広めることは大切である。本書は、往年の作品はもちろん最近のものも含めて、イギリスを舞台にした30本の映画を取り上げ、その中の「異文化」について詳細な解説を試みたものである。著者自ら撮影した1万枚に及ぶ写真のうちから厳選した100葉あまりを添え、単なる言葉の説明だけでなく、ヴィジュアルな面からもアプローチができる。巻末には関連する英語表現も掲載している。

目次

1 『静かなる男』―巨大チェス盤をつくる「石垣」
2 『落ちた偶像』―「エアリア」と呼ぶ不思議なスペース
3 『ガス灯』―「テラス・ハウス」なればこその犯罪
4 『心の旅路』―「エンドウ豆のスープ」という合い言葉の謎
5 『ミニヴァー夫人』―「教会堂内」をひとわたり
6 『メリー・ポピンズ』―つらく悲しい身の上は「煙突掃除人」
7 『哀愁』―「カントリー・ハウス」は「田舎家」にあらず
8 『秘密の花園』―「マナー・ハウス」とはどんなもの?
9 『断崖』―ヒロインの住まいは「木骨造り」の家
10 『三十九夜』―「反り橋」のある風景
11 『赤い靴』―映画を演出するふたつの「窓」
12 『ロブ・ロイ』―タータン模様は「ハイランダー」の心意気

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

viola

7
『静かなる男』、『ガス燈』、『ミニヴァー夫人』などの映画の「イギリス」を語ったもの。映画はかなりさらっとなので、映画ネタを期待すると拍子抜けしそうです。特に建物や窓などに着目しています。煙突掃除人とエンドウ豆のスープのくだりは面白かったけれど・・・・・あとは英文科1年生のころに講義でやったような内容とかぶるかなぁ。2010/12/08

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