午後の椅子―岡本眸句集

午後の椅子―岡本眸句集

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  • サイズ A5判/ページ数 177p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784894028852
  • NDC分類 911.368
  • Cコード C0092

内容説明

「俳句は日記」という信条のとおり、著者は日々の暮しの小さなことを両手ですくい上げて慈しむ。身辺に向けるあたたかな眼差しをとおして詩情溢れる作品が生まれる。待望の第十句集。

目次

冬雲雀―平成十一年
双手は翼―平成十二年
卒業歌―平成十三年
明るい雨―平成十四年
いつもの位置―平成十五年

著者等紹介

岡本眸[オカモトヒトミ]
昭和3年1月6日東京生まれ。師系富安風生―岸風三樓。第一句集『朝』で第十一回俳人協会賞、第四句集『母系』で第八回現代俳句女流賞受賞。他に自註句集、自選句集、入門書、エッセイ集などがある。平成6年紫綬褒章を受く。俳人協会副会長。毎日俳壇選者。俳誌「朝」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Cell 44

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「かげろふや水うすければ風の意に」「雨粒のままに雨来て青葡萄」「子へひらく双手は翼霜の花」「湯気立ててをりぬ何かを忘れをりぬ」「昼の湯に家居旅めく夏の萩」「音立てて夕焼退けり青蓮」「子の部屋へクレヨン借りに秋の蟬」「コップにパセリ身辺雨季に入りにけり」「ゆつくりと踏み来踏みゆく道の秋」「このところ午後は崩れて蕪蒸し」著者の十番目の句集。技巧の冴えが嫌味にならないというか、生活の襞を丹念に指でなぞっているようなあり方。2017/08/19

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