内容説明
「草抜くや己の影に己が汗」労働のやりきれなさが人生の一側面を象徴する。「風鈴の鳴ること闇が拒むなり」風鈴の涼しげな音色さえも拒む熱帯夜を活写。このように読者の共感を呼び、興奮させる作品集が『恵方』である。
目次
元朝(平成一〇年まで)
杜若(平成一一年・一二年)
柿の秋(平成一三年・一四年)
伊予柑(平成一五年・一六年)
花甘藍(平成一七年)
著者等紹介
村上恵生[ムラカミエショウ]
本名・雅治。昭和16年広島県庄原市生まれ。昭和42年広島大学医学部卒業、医学博士。昭和58年恵生会病院院長。昭和61年医療法人恵生会理事長。平成9年「狩」入会。平成11年「朱雀」入会。平成13年朱雀同人・同編集長。平成16年俳人協会会員。平成17年狩同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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