内容説明
ニュージャージー補習授業校の校長先生になった夫と共に息子一人を伴い、渡米、ニューヨークでの暮しが始まった。さあ、大変。見るもの聞くものすべてが初めて。息子の学校のこと、親同士のおつき合いなど、異文化に戸惑いながらも楽しく夢中で過ごした3年間。著者の俳人としての感性が光る爽やかエッセイ。ニューヨークで活躍中の作山〓(しゅん)治氏の装画がとりわけ美しい。
目次
2002年(春;夏;秋;冬)
2003年(新年;春;夏)
2004年(春;夏;秋)
著者等紹介
平田明美[ヒラタアケミ]
1952年静岡県生まれ。静岡県高校教師・俳人。2002年3月文部科学省の命でアメリカ・ニュージャージー補習授業校校長になった夫に伴い、3年間休職して渡米。27歳から俳句を学び、加藤楸邨、原田喬に師事。第2回静岡県俳句協会新人賞受賞、「椎」同人、「寒雷」同人。1994年句集『磧』(かわら)刊行。ニュージャージー在住
作山〓治[サクヤマシュンジ]
1940年、満州(現・中国東北部)生まれ。東京学芸大美術科卒後、渡米。ブルックリン・ミュージアム・アートスクール入学、ブルックリン大美術部大学院卒。東京のギャラリー新宿高野で定期的に個展を開くなど内外で個展、グループ展を開催。作品はブルックリン美術館、ニューヨーク市立美術館などに収蔵。ニューヨーク在住
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