内容説明
昭和15年(1940)出征により始めて中国の地を踏み、その後平成12年(2000)まで、16回の中国への旅。60年間の長きに亘って大陸を果敢に旅する俳人の俳句による旅の記録である。長大無辺なる中国大陸のさまざまな顔が五七五の韻律と共に浮かび上がる。
目次
1 鉄帽の草(昭和十五年~二十二年)
2 信篤き国(昭和五十五年~平成十二年)
著者等紹介
松崎鉄之介[マツザキテツノスケ]
大正7年12月10日神奈川県横浜生れ。俳句は旧制専門学校へ入学して入門、「馬醉木」に投句、加藤楸邨の紹介で大野林火に師事。「石楠」に入る。昭和17年現地詠により、石楠賞受賞。昭和22年5月シベリアより舞鶴に復員。「浜」に同人として参加。昭和57年8月大野林火逝去により「浜」を継承、主宰となる。第22回俳人協会賞受賞。平成5年より三期九年間、(社)俳人協会会長を勤める。現在顧問
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