内容説明
企業の業績を確保するためには、真剣な経営管理策が要請されます。賃金・人事管理策は、正にそのもっとも重要な分野です。従業員のヤル気を引き出し、いかに業績確保に直結させるかを考えたとき、賃金にはとくに大きな役割が課せられていることはいうまでもありません。本書はその実践の書として、経営者および担当者のお役に立てることを意識して執筆しました。これから述べる能力主義に基づく賃金制度の内容は、実際に企業経営者と話すなかで、納得していただき、そして、小さな会社から大きな会社まで、多くの企業において実際に採用されているものです。
目次
1 能力主義賃金制度の基礎(賃金・人事管理の基本設計;賃金体系の決定;自社版本給表の導入;諸手当の決め方)
2 能力主義賃金制度の運用(初任給の決め方;能力主義の定期昇給;ベースアップの進め方;実力主義の昇格昇進 ほか)