内容説明
本書では、現代社会の現実分析、歴史的考察、また国際比較が行われ、個人‐社会、ミクロ‐マクロ、主観‐客観、合理‐非合理、理論‐実証について新たな地平に立った考察がなされている。21世紀社会学に対する提言が積極的になされた、佐々木交賢喜寿記念論文集。
目次
第1部 21世紀の社会学へ(21世紀社会学の課題―意味主義社会学の展開;知識社会学の現代;ブルデュー理論と家族病理―K市の子供の餓死事件をもとにして ほか)
第2部 デュルケームと現代社会学(エゴイズム論の構築―現代社会の診断原理;デュルケムの「社会国家」について;デュルケム・ルネッサンスとJ.ステゼル ほか)
第3部 現代社会の現実と現代人(評価と自己―傷つきやすい自己をめぐって;家族の危機;現代高齢社会論序説―生物学的事実と社会学的事実 ほか)



