時間とタイムマシンの哲学

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  • サイズ B6判/ページ数 213p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784893848338
  • NDC分類 421
  • Cコード C3010

内容説明

本書は『さらばタイムマシン』を全面的に書き直したものである。この本をもっとわかりやすくて明晰なものにすると同時に、学生や読者の知的好奇心をできるだけ多く満足させることのできる内容にした。

目次

第1章 時間の問題とタイムマシン
第2章 相対性理論と時間
第3章 超光速粒子タキオン
第4章 先進波と陽電子
第5章 ワームホール
第6章 ブラックホール
第7章 タイムマシンの一般的考察
第8章 時間と人間の哲学

著者等紹介

千代島雅[チヨジマタダシ]
1951年福岡県に生まれる。1974年東京大学文学部哲学専修課程卒業。同大学院人文科学研究科博士課程を経て、現在、東京都立科学技術大学助教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おりがみ

3
SFでおなじみのタイムマシンですが、過去への旅行を完全に否定しています。数式を使わなくても冷静に考えれば納得できる、あえて数字から離れることで理解できる内容となっています。ブラックホールや超光速粒子を用いて過去との交信を考える人がいる事実は過去をかえたいという人類の思いのつよさを感じさせます。終盤はやや論調が説教のようになりましたが、過去は変更できず過去を肯定し未来のために活かすべきだという考え方は概ね共感できました。2018/04/28

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