内容説明
地域づくりの主体形成という視点から二つの自治体における地域社会教育実践を比較することにより、そこに展開してきた構造を解明。自治体社会教育の創造過程を実証的に分析してその課題と展望を明らかにする。
目次
序章 地方分権時代の地域社会教育実践と「自治体社会教育」(「自治を生み出す力」としての自治体職員;「自治を生み出す学び」のネットワーク化 ほか)
第1章 八雲町における地域社会教育実践の展開と到達点(地域社会教育実践の存立構造;地域社会教育実践の時期区分とその概要 ほか)
第2章 白老町の「元気まち運動」の展開と地域社会教育実践(「元気まち運動」の展開構造;住民リーダーの「地域づくりの主体」形成 ほか)
第3章 「自治体社会教育」創造へ向けて(地域社会教育実践と自治体政策過程;求められる社会教育労働とその内実 ほか)
著者等紹介
内田和浩[ウチダカズヒロ]
1960年北海道で生まれる。1983年中央大学文学部卒業。神奈川県相模原市教育委員会社会教育主事を経て1995年北海道大学大学院教育学研究科博士課程単位収得退学。1995年北星学園女子短期大学専任講師。1999年北星学園女子短期大学助教授。2000年博士(教育学、北海道大学)。現在、北海道教育大学生涯学習教育研究センター助教授
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