内容説明
本書は、徹底性に突き動かされ行動するドイツ人と、彼らが作り上げるドイツをさまざまな角度から紹介したいわゆるドイツ学入門である。ドイツ人及びドイツを知る上で必要と思われる12の項目を立て、それぞれを1章とし、論じている。
目次
1 イメージから探る「ドイツ」の自然:ドイツの自然と風土
2 時代とともに名前を変えてきた国:ドイツの歴史
3 地方分権は伝統:現代のドイツ
4 拡大欧州国家の盟主に:EUとドイツ
5 統一のあとに“心の壁”ができた:西ドイツ市民と東ドイツ市民
6 古典的システムから徐々に脱皮:ドイツの教育制度
7 ドイツにエコロジーを学ぶ:ドイツのエコロジー
8 映画は時代を映す鏡:フリッツ・ラングの映画に見るワイマル時代
9 “過去”の歴史と“現在”の記憶:ヒトラーとドイツ人
10 ミュンヒェン、ベルリン:芸術の町、政治の町:ドイツの都市
11 その強さの秘密:ドイツ・サッカー
12 3K(K¨uche、Kinder、Kirche)からの脱出:ドイツの女性