内容説明
現実にいま映像メディアの時代である。しかもディジタル化、双方向化、高精細度化というテレビ産業の動き、インターネットの登場などによって、映像メディアは新たな飛躍の段階に突入した。通信メディアの革新とも相まって、こうした動きはわれわれの社会生活を大きく変えようとしている。本書ではそうした映像メディア環境の変化の社会的意味や日常生活への含意を分析した論考を集めている。
目次
第1章 映像時代の新展開―テレビ時代から情報ディスプレイ時代へ
第2章 ディジタル映像のインパクト
第3章 インターネット時代のリアリティ構成
第4章 映像メディアに関する効果研究の新展開―テレビ効果論のメディア・サイコロジー
第5章 映像メディアと対話システム―認知工学から見たその可能性
第6章 テレビ視聴実態の日中比較―上海情報行動調査を中心に