明治初期騒擾裁判の研究〈1〉

明治初期騒擾裁判の研究〈1〉

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  • サイズ A5判/ページ数 269p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784893845412
  • NDC分類 326.22
  • Cコード C3031

内容説明

本書は政権が新しく生まれ変わった混迷期、過渡期の段階において、中央政府が地方をどのように取り込んでいったかという政治史学上の問題を、各地で起きた反政府的な騒擾事件とその裁判の実例を具体的に検証することによって明らかにしようとする試みである。本書では、まず騒擾事件の経過をできる限り一次的資料に基づき詳細かつ正確にたどることに心がけた。そしてこれらの事件処理における政府及び各地方政庁(県庁)の対応の在り方、殊に司法的処理の形態を詳しく跡づけることに意を用いた。

目次

第1章 明治初年騒擾事件研究の現状と問題点―特に「宗教一揆」と目される暴動三件について
第2章 明治五年・新潟県大河津分水騒動とその裁判
第3章 大河津分水騒動の処理過程再論
第4章 大河津分水騒動の展開に関する一資料について―新発田市立図書館所蔵「百姓共暴動一件聞合頭書」をめぐって
第5章 明治六年・敦賀県騒擾裁判の一考察
第6章 敦賀県騒擾関係者の一研究―石丸八郎の伝について

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