内容説明
本書は現在進行形の定着したかに見える連立政治の政治過程と実態、歴史と理論、理念と特質、動向、制度それに政治の集中的表現である財政、折りから焦点化している地方自治と地方分権論議の帰趨、さらに現下の政治課題となっている社会保障をめぐる諸点などにわたって、丹念かつ精緻に体系的・総合的・整合性をもって連立時代の政治の全体像に肉迫しようとしている。そして、その矛盾と問題点をときに“絵解き”しながら解明して、現代政治の蘇生・復権の処方箋と課題のあれこれを具体的に提示している。
目次
第1章 連立時代の政治と選挙
第2章 連立時代の地方自治と地方分権
第3章 連立時代の社会保障の動向