内容説明
ロシアを越え、シベリアを経て、日本の北海道・東北地方を含めた“北ユーラシア”に生きる人々の「誇らしい愚かしさ」と脱国家的性格等を、ディルタイ・和辻哲郎・シューバルトの類型理論を総合しながら考察する。
目次
第1章 ある遊牧民の崩壊
第2章 シューバルトによるロシア的性格
第3章 遊牧民的風土性と狩猟的風土性(遊牧民的風土性;狩猟民的風土性;シャーマニズムとアニミズム)
第4章 思想における北ユーラシアと南ユーラシア(アジアとヨーロッパ;思想における南ユーラシア;思想における北ユーラシア)