内容説明
ハイデカーとの交流を回想しつつ、その思索の重厚さと切れ味を簡明に浮彫し、ついで欧米哲学者との対話を通して現代ヨーロッパ哲学の動向を伝え、最後に現代の課題である医の倫理の問題点を捉え的確なメスを加える。
目次
1 ハイデガー哲学の周辺(ハイデガー先生に会って―衰えぬ真理への情熱;ハイデガーの「故郷」概念;思索の重厚さと切れ味―「存在」の究明にかけたハイデガー;シュヴァルツヴァルトの三角点;ハイデガー哲学の遺産)
2 ヨーロッパの哲学者たち(欧米哲学者との対話の旅;国際哲学会議に出席して―欧州に育ったマルクスの種;ヨーロッパの早春―六大学訪問記)
3 医の倫理―哲学と医学の接点(遺伝医学と倫理;学問の論理と倫理―哲学と科学の接点;医学者・医師の重大な責任―哲学・倫理学からの指定発言)



