内容説明
明治24年、十八歳で尾崎紅葉に弟子入りした半年後より、没する昭和14年まで、詠み続けた俳句を四季別に配列。既刊の全集収録句に加え、随筆・紀行文・書簡類・俳句草稿・句会草稿より、現在確認出来得る鏡花の俳句五四四句を収載。
目次
新年
春
夏
秋
冬
著者等紹介
秋山稔[アキヤマミノル]
昭和29年(1954)1月、千葉県館山市に生まれる。県立安房高等学校、慶應義塾大学大学院文学研究科国文学専攻修了。都立高校教諭を経て、金沢学院大学文学部教授、同大学学長、泉鏡花記念館館長。博士(文学、慶應義塾大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あや
27
長い中断期間を経てやっと読み終える。小説家らしくひとつの句の中に物語がある。私の俳句はただごと俳句が多いので、とても学ぶことが多い。今は夏なので夏の句に心惹かれるけれども、どの季節の句も良い。私は百合の花が好きなので百合を詠んだ句がとくに好きです。今泉鏡花記念館のホームページで能登の応援グッズを販売していて申し込んだので、そちらも楽しみ。2024/05/17
hiro6636
3
幻想的な句も多い。2021/04/09
uchiyama
2
その小説ほどに凄い句はないのですが、毎日数句ずつ読むのが楽しみでした。知らない、または、知ってはいても実感を伴わない語彙がいろいろあって。ケルテスの写真のことを思ったりもします。その当時は、よく目にするもの(語)であっても、それを捕獲するための繊細な技術があれば、その光や語は、残る。2023/02/16
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