目次
1 故郷
2 出会い
3 青春、高校から大学へ
4 それぞれの出発
5 筑摩書房創立
6 戦時下の日々
7 敗戦・新しい出発
8 戦後の転換期・右旋回の中で
9 「現日」の成功
10 古田、会長となる
11 古田、死す
12 臼井の一人旅
著者等紹介
柏原成光[カシワバラシゲミツ]
1939年東京生まれ。東京大学文学部東洋史学科卒。1964年筑摩書房編集部入社。『人間として』『文芸展望』などの文芸関係図書の編集を担当。1997年同社代表取締役就任。1999年退社。同年風涛社相談役就任。同時に、共立女子大学などの非常勤講師勤務をしていたが、2004年全てを退職し、それから2011年まで七年間、中国三省の大学、延辺大学・西南科技大学・蘇州大学で日本語教師として教鞭を執る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鎌倉 幸子
1
銀座の教文館で階段で2階に上がった目の前の特設棚にありました。戦時中に産声を上げた筑摩書房の創設者古田晁氏と創業以来企画・編集を担当した臼井吉見氏の幼少時代から亡くなるまで書かれた本でした。「出版に情熱を燃やした生涯」というカバーのコピーに引かれて思わず手にしました。戦時中の混乱、戦後の検閲、昭和の出版の盛り上がりと、その後の倒産・・・。2人の人生の流れと筑摩書房のその時が分かります。昔出版はいい時代だった・・・ではなく、こんな時代でも良い本は良いはずだし、これから出版業界が盛り上がればと願っています。2014/01/12