内容説明
現場をもつということで子どもと出会い、親と出会い、教師として自立させられていった。学級崩壊に立ち向かえないような演劇教育のはずがない。そういう試行錯誤、自問自任のなかから鍛えられた演劇教育の実践と理論だった。その経過、体験を、教師をめざす学生たちに読んでもらいたい。現在いじめや学級崩壊に悩んでいる教師たちにも読んでもらいたい。
目次
第1章 演劇教育の理論―原点を探る(演劇教育の原点;鼎談「ドラマのある授業」を考える;特別活動と演劇教育)
第2章 演劇教育の実践―学校・地域で(詩を遊ぶ・物語を遊ぶ;大学の授業と演劇教育;演劇教育の広がり)
資料(『演劇教育実践シリーズ』を巡っての共同研究;「トトロ」学年の卒業式台本(一九九一年度)東久留米市立滝山小学校
私の演劇教育実践史年表)
著者等紹介
福田三津夫[フクダミツオ]
1949年生まれ。1972年から33年間、東京都公立小学校教師。1991年から20年間、雑誌「演劇と教育」(日本演劇教育連盟編集、晩成書房発行)編集代表。連盟副委員長。埼玉大学非常勤講師(特別活動論・生活科指導法)。白梅学園大学非常勤講師(教育実習指導)。「ことばと心の受け渡し」(「演劇と教育」2005年4月号)で第46回演劇教育賞受賞。ラボ言語教育総合研究所研究員。妻とミニコミ誌「啓」発行。脚本研究会「森の会」、劇と劇あそびの会「P&P」、清瀬・憲法九条を守る会所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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