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内容説明
父さんにも召集令状がきて、出征していった。B29が空襲に来るようになって、ぼくらの学校も兵隊さんの居場所になった。八月。内地では広島・長崎に新型爆弾が落とされ、ソ連も突然参戦。満洲に攻めてきた。…そして敗戦。ぼくらの生活は急に変わった。ぼくらは子ども同士で約束した。「生きて内地に帰ろう」…と。
目次
第8章 入学
第9章 敵機襲来
第10章 ソ連軍侵入
第11章 逃避行
第12章 奉天解放
第13章 引揚げ列車
著者等紹介
森田拳次[モリタケンジ]
昭和14年(1939年)東京本郷生まれ。生後3か月で奉天(現、中国瀋陽市)に渡る。7歳の時舞鶴港帰国。奉天で小学1年生を迎えるが通学記憶は数日間。東京目白の落合第3小学校に転校。小学4年生の頃より漫画を描く。5年生で賞金1,000円をもらう。高校2年で単行本「拳銃都市」を描き、以後「丸出だめ夫」「ロボタン」「全ガキ連」「ミスタージャイアンツ」(V9時代の読売巨人軍のペットマークの漫画)を描く。赤塚不二夫氏とTV「まんが海戦クイズ」に2年半出演。31歳で少年漫画を辞め、1コマ漫画修業でニューヨークへ。日本人として初めて「LOOK」「ナショナルランプーン」等に採用される。順調にいくも、査証の関係で開いた書店が7日間で倒産。帰国後1コマ漫画の道へ。FECO(ヨーロッパ漫画家連盟)日本支部結成。フランス、イギリス、旧ソ連、キプロス、イタリア、韓国で漫画展。FECOの海外活動で日本漫画家協会大賞を、個人で優秀賞を受賞。読売国際漫画大賞(金賞を1回、優秀賞連続9回)、ベルギー、ブルガリア、イタリア、韓国、トルコでも賞を受賞。FECOジャパンを解散後、1コマ漫画を追求する「ジャパンチ」を8人の漫画家で結成。同じ満州奉天で少年時代を過ごした、ちばてつや氏と「まんしゅう母子地蔵」建立のため奔走。1997年4月12日東京浅草浅草寺に建立。1999年8月20日「中国養父母に感謝する碑」落成
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