内容説明
子どもたちから出てきた要求や願いに根ざすことこそ、総合的学習の原点。そして、どんなテーマで進めていった場合にも、発表したり、発展させたりする時に、表現する力は欠かせないもの。ゆたかな表現活動と結びついた学習は、子どもたちの心に強い印象を残し、深い学びをもたらす。本書では、実践に裏づけられたわかりやすい提言と報告、そして表現活動のための実践的資料をまとめ、今、中学生とともにつくる総合的学習を、強力にサポートする。
目次
第1章 提言編(生き生きした学びをつくる豊かな表現教育を;総合的学習としての「ドラマ」授業―講演記録)
第2章 実践編(文化活動を核に、子どもと向き合う;総合的学習をめざした文化祭の取り組み―「コース別学習」でChance・Challenge・Change ほか)
第3章 発展編(超カンタン!劇づくりお助けマニュアル―生徒をノセる、先生もノる!;総合的学習に「表現の授業」を―研究会報告「総合学習と演劇教育」 ほか)
第4章 資料編(横浜中学校演劇における主な上演作品リスト(1997年~2000年2月)
上演作品リストから見えてくること)
著者等紹介
大沢清[オオサワキヨシ]
1952年・山梨生まれ。和光大学卒。現在、横浜市立中川中学校勤務。横浜北部中学校演劇教育研究会創立メンバー。横浜市中学校演劇研究協議会、神奈川県中学校文化連盟演劇専門部の事務局として、子どもたちとともに演劇・身体表現活動をすすめながら、朗読・群読の授業実践にも取り組んでいる。また地域では、98年より、横浜緑区民ミュージカル代表としても活動。日本演劇教育連盟常任委員
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