内容説明
本書は『線描芸術(アルス・リネアンディ)』の基本フォルム、即ち、波や組紐文や結び等と取り組みます。その大部分はランゴバルドの石工芸術や、ケルトの写本芸術の精神的なフォルムの規範を拠りどころとしていますが、さらに新しい形象を目指すものです。
目次
基本要素の練習(直線と曲線、レムニスカート―動きからフォルムへ;ループ、螺旋、結び―フォルムの調和)
組紐文様を織りなす―点の秩序
組紐文様のリズム化―法則と自由
結びの神秘―フォルムを感ずること
カリクトゥスの結び―自我のフォルムとしての