内容説明
和光大学「現代青年論」ゼミで学生たちは戯曲創作に取り組む。彼らの作品から浮かび上がる現代の青年の実像を活写。
目次
1 「教育学」から「現代青年論」へ―原体験のない若者たち
2 『籠の中のカブト虫』―商品に囲まれ、商品化される青年たち
3 『冬が来る前に』―高校演劇部での原体験
4 私の思春期・青年期―演劇との出会いを中心に
5 定時制高校生の世界―モラトリアムを奪われた若者から、モラトリアムを楽しむ若者への変遷
6 『ある女』―青年期は、人生の劇的な時節である
7 筑波学園都市、研究者の自殺―つながりを求めての挫折
8 『ダイビング・ドリーム』と『黒い軌線』―実年期男性と青年期女性の心中
9 『おらだの村』―農村青年の悩みと生き甲斐
10 『心のかけら』―アメリカの大学・日本校の崩壊と苦悩する学生たち
11 一九九三年度の「現代青年論」―授業の中で提出された全作品
12 親と子の危機―抹殺衝動を乗り越えて
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