内容説明
興亡を繰り返す仕手軍団の悲壮なドラマ。投資顧問会社や株式情報誌の仕掛ける甘いワナ。兜町の地下深く潜行するアングラマネーの正体、四大証券会社の巧妙な集金メカニズム。インサイダー取引、政治銘柄など闇に蠢く巨悪の数々。ノルマに追れる、自殺者もでる証券マンの苛酷。第1弾「兜町のウラの裏がわかる本」を凌ぐ痛烈な筆致で兜町の病巣をえぐる。
目次
第1章 兜町は魑魅魍魎の世界(兜町でささやかれるアングラマネーとは;インサイダー取引規制の迷走;街金アイチのピラニア商法;食うか食われるかの証券金融業者;企業とプロ株主のあくなき戦い)
第2章 投資家の前で口をあける危険な罠(投資家を食い物にした「悪徳投資顧問」;大量ハメ込みにご用心;ある業界誌編集長の危険な情報;投資家と証券マンの絶えざるトラブル;ある団体役員の失敗事例)
第3章 今後はどうなる仕手筋の戦い(最近の仕手筋による買い占めの実態;ある仕手株の奇妙な経緯;どちらが勝つか小糸対ピケンズの根比べ;5%ルールで名義貸しが大流行)