内容説明
田山幸憲は平成13年7月4日、54年間の人生の幕を降ろした。パチプロらしく、葬儀は7月7日、7のゾロ目の日だった。デカダンぶっていて正義感に縛られ、内気なくせに意地っぱりで、オヤジの顔をしていて心は少年のままだった田山幸憲。自分に厳しく、人に優しく、好きな人と好きなことだけやってきた、本当の自由人だった。平成元年から『パチンコ必勝ガイド』誌上で連載してきた「パチプロ日記」は、日本全国のパチンカーたちに勇気と希望を与えて、多くの田山ファンを生んできた。平成11年から絶筆まで2年間の「パチプロ日記」を集めた完結編。
著者等紹介
田山幸憲[タヤマユキノリ]
1946年、東京に生まれる。四人兄弟の二番目で、長男。幼少時代はいわゆる大人しい子供であったが、一旦興味を持つととことんまでのめり込むという、現在のパチプロ生活の礎ともなるべき性向を持っていた。成績は優秀で、当時名門だった都立小石川高校に入学。その時期に読んだ「白鯨」をきっかけに船乗りを目指すが、挫折。その後、一年間の浪人生活を経て東京大学へ入学。五年間在籍した末、自主退学。そしてパチプロに。平成12年5月より、舌ガン再発のため闘病中であったが、平成13年7月4日17時3分、心不全により五十四歳でその生涯を閉じた
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