内容説明
テーマ別に40項目、300本の映画について解説した待望のガイドブック。
目次
いにしえの日々『制服の処女』
このホモセクシュアリティ『去年の夏突然に』
特別な友達『蜜の味』『特別な一日』
学生時代『噂の二人』『Th´er`ese and Isabelle』
制服『禁じられた情事の森』『軍曹』
ライヴァル『甘い抱擁』『女狐』〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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1
女性が映画や小説を兎角「感情移入出来るか否か」で推し量るのは、雌の宿命だろう。生物としての性質が悉く、自分とは別の個体=子供を育てることに帰結するからだ。実際子供は嘗て自分の身体の一部であり、また子供に移入しなければ子育ては出来ない。だから作中の残虐な暴力描写を、本能的に「自分に起きたこと」と解釈し大抵の場合忌避する。その点男は気楽なものだ。が、男にとって唯一迫真性を持つ一種の暴力がゲイ…つまり、「欲望する主体」として揺るぎない自分が「欲望される客体」として視られているかも知れない、という恐怖である。2014/12/03
夏
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単なるゲイとレズビアンムービーの紹介じゃなく、映画の世界でのゲイとレズビアンの扱われ方の歴史も学べて面白い。2009/08/05