感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アマニョッキ
47
読友さんに教えていただいた一冊。もう最高。いつまでも眺めていたくて図書館の貸出延長してしまったほど。アマニョッキ ミーツ キューブリックは中学生の頃までに遡る。初めてみたキューブリック作品は「博士の異常な愛情」それ以来ずっとトリコジカケのオレンジなのです。狂気と怠惰とバイオレンスをあんなにサイケデリックに芸術に昇華できるなんて過去に例をみないし、そして今見ても全く色褪せない未来がそこにあります。もうね、本当に素晴らしい。欲しいなぁ、この本。でも高そうだからまた絶対借りる!2018/07/01
allite510@Lamb & Wool
6
1989年発行のフランスの映画評論家によるキューブリック本。本書のためにキューブリック自らがフィルムからプリントしたという写真は、確かにここでしか見られないものも多い。シャイニングのラストカットの集合写真が見開きA3に近いサイズでじっくり見られるのは眼福。インタヴュー嫌いと言われるキューブリックのインタヴューも3本掲載。「映画のセットの騒々しくて混乱した強い圧迫を感じる雰囲気の中では、ほんの30秒でも考えるには、ちょっと想像する以上の訓練がいるものなのだ。」など、いかにもキューブリック的な言葉が貴重。2018/06/09