パーセプトロン (改訂)

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  • サイズ A5判/ページ数 352p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784893621108
  • NDC分類 007.1
  • Cコード C3055

内容説明

人工知能の研究は、しばらくの間von Neumann型コンピュータのプログラミングという点に集中して行なわれてきたが、ここへきて、人間の知能は神経細胞のような素子からなるネットワークの活動によって生み出されているのではないかという考えに揺り戻されつつある。本書は、そのようなネットワークの性質についてはじめて数学的な解析を行なったものであり、脳のモデルとして考えられているネットワーク型計算機械の限界について厳密に示しているものである。

目次

1988年からの展望
第1部 線形並列論理関数の代数学的理論
第2部 線形不等式の幾何学的理論
第3部 学習理論

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nbhd

15
人工知能界隈の定説では、単純パーセプトロンによるXOR回路の論理演算が不可能だということが、この本によって証明され、それ以降、人工知能研究は冬の時代に入ったとされている。が、しかし。僕が読み込んだかぎり、この本にはそんなことが書いてないし、XOR回路という言葉自体が出てこなかった。もしかすると、匂わせ的な記述があるのかもしれないけど、僕程度の数学力では読み取れない内容だった。一切理解できなかったけど、一生懸命書かれたものという熱意だけはなぜか伝わってきた。2024/03/16

roughfractus02

3
60年代の人工知能研究ブームを終息させた書物とされ、著者たちの研究資金の獲得を優位にし、ニユーラルネットワークの学習研究を遅らせたとする悪評も出るのは、パーセプトロンが現在のディープラーニング研究の始まりに位置しているからだろう。一方、理論面での本書は、閾値を設けたオン/オフ装置として形式化したニューロンモデルを活性化関数で数式化すると、AND、OR、NANDの3つの論理演算は可能でもXOR演算は単純パーセプトロンでは不可能という本書の指摘は、多層パーセプトロンへと研究方向をステップアップしたのは確かだ。2018/09/02

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