中国流「金と成功」への道―情実と賄賂の国から

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  • サイズ B6判/ページ数 220p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784893613875
  • NDC分類 361.42
  • Cコード C0036

内容説明

おもしろおかしく愉快に楽しい、いい思いをしたい。これは国や民族を問わず誰もが思うことだが、中国人はこの欲求がとりわけ強い。この世で楽しく暮らしていくためには何が必要かと言えば、金と権力(社会的成功)だ。この二つがあれば鬼に金棒、なんでも思いのまま。中国人は、金と権力を手にしてこの世の楽しみを極めるために、古代は皇帝に取り入り、新中国成立後の政治時代には役人になろうとし、改革開放後の経済時代にあっては、ひたすら金儲けに専念している。早い話が、金は中国人にとって、人生のすべてなのだ。中国人のこうした考え方が、中国社会の賄賂体質を生み、コネ重視、メンツ大事の処世術を生む。本書は、金と成功(権力)を手に入れるための中国流の処世術をあますところなく紹介するものである。

目次

第1章 中国人はお金が大好き(「貧乏は恥ずかしいこと」と心得よ;副業で副収入を狙え ほか)
第2章 金と権力を手に入れるにはコネが必要(権力におもねることを恥と思うな;役人はやっぱり得である ほか)
第3章 自分を大きく見せてコネをつくれ(「目に見える」部分に気を使うべし;うますぎる話には注意しよう ほか)
第4章 事をうまく運ぶには見返りが必要(成功に「贈り物」は不可欠;やり手は人間まで「贈る」 ほか)
第5章 口は禍のもと―成功への会話術(「口下手」は世渡り下手;本当のことでも言ってはいけないことがある ほか)

著者等紹介

陳雷[チンライ]
1957年北京生まれ。大学卒業後、いくつかの職を経て出版社に勤務。書籍の編集のかたわら、ライターとしても活躍。新聞・雑誌などに数多くの記事を執筆している

佐藤嘉江子[サトウカエコ]
1960年生まれ。慶応義塾大学文学部社会・心理・教育学科を卒業後、出版社勤務を経て、フリーランスライターに。1996年天津師範大学に留学。中国語、中国現代文学を学び、1998年に帰国
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Rieko

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自分の欲望をストレートに表現し、メンツを命よりも重んじる中国の人達のことがわかって良い本でした。成功している人幸せそうな人を見ると日本人は嫉妬するけれど、中国人は成功の理由幸せそうな理由を根掘り葉掘り聞くと言います。その理由がなんとなく理解できる本でした。読み易いのであっという間に読めます。2012/08/16

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