内容説明
歯の咬み合わせのズレは、頭痛、肩こり、腰痛、疲労感、手足のしびれや痛み、ヘルニア、耳鳴り、難聴、めまい、立ちくらみ、涙目などの原因になる。もし原因不明のこのような症状があれば、顎関節症を疑ってみよう。4人に1人がかかっているといわれる顎関節症は、いまや虫歯、歯周病と並んで歯科の三大疾病のひとつに数えられるほどの広がりを見せている。本書では、自ら顎関節症と苦闘し、新しい治療法を確立した著者が、歯科治療や矯正で起こる咬み合わせのズレ、正しい診断法や治療法、かむことの大切さなど、歯と体の関係について多数の事例を交えてわかりやすく解説する。
目次
1 歯医者に行ったら、体のぐあいが悪くなった!?―こんなはずではなかったのに(歯の治療には危険がいっぱい―歯の治療で七年間も苦しんだ患者さんの例;歯医者がおかす治療のミス)
2 歯の咬み合わせについて考えたことありますか?―正しい知識が、病気を未然に防ぐ(歯の効用―よくかめば頭がよくなる;歯の咬み合わせと学校の歯科健診―学校の歯科健診でも咬み合わせをチェック ほか)
3 現代人の四割がかかっている顎関節症―体調が悪いのは、もしかしたら顎関節症のせいかもしれない(顎関節症とは―たんに顎の病気ではすまされない;顎関節症にかかって…―私が治療した患者さんたち ほか)
4 顎関節症の治療とその効果―ジータ咬合器の使用によって、完全治癒が可能に(メカニズムにそった治療が大切―私が行った(1)から(6)の治療について
混乱する歯科医療の世界)