内容説明
夫婦ゲンカの末、妻と子どもを殺害してしまった青年医師。ホームレスの男性にいたずら半分に暴行を加え、死に至らしめてしまった少年―ごく普通の人々による残虐な殺人事件が多発している。そうした殺人者の心理は私たち一般人にはとうてい理解できないが、誰もが殺人者と同じ「影」の部分を抱えながら生きている、と著者は言う。本書は、古今東西の「殺人」の事例をひきながら、精神医学の立場から、人が人を殺すという行為の底にある、人間の精神構造の不可思議さを解き明かす「現代版・殺人心理学入門」である。
目次
1章 「殺意」はどうやって芽生えるのか?
2章 人間にとって「殺人」とは何か?
3章 人間は「死」についてどう考えてきたか?