原光景へ―私の精神分析入門

新進の研究者だった著者は、「自由連想法」の技法を学ぶために古沢平作博士（当時、国際精神分析協会日本支部長）の門をたたき、一年間の個人分析を受ける。その一年間をたどりなおし、具体的に自らのケースから「精神分析」が説き明かされてゆく。

精神分析以前
夢象徴の催眠実験
ヴェールに手をかける「アングル」コンプレックス
初回面接
白いヴェール
白と赤の物語
黒の幻想
蜘蛛の象徴
「原光景の絵」シリーズ
推理小説と原光景
分析者への転移
幻児期の記憶をたどる快〔ほか〕

紀伊國屋書店