内容説明
先史世界の猛獣興亡録。剣歯虎をはじめ、洞窟グマ、洞窟ライオンなどの咆哮が聞こえる快著! 時は洪積世…氷河期のころ。人類にとって最悪最凶の“天敵”だった古代猛獣。その栄枯盛衰を描いたアニマル・ノンフィクション!
目次
洞窟猛獣時代
サーベル牙の肉食獣
氷河期のヒトと猛獣
人類はそのころから自然を破壊した
マンモスゾウとスミロドンの最期
ダイアウルフは最後の古代猛獣
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
1977年から
0
1988年
印度 洋一郎
0
サーベルタイガーを始めとする、人類と同じ時代を生きた大型哺乳類達の系譜。古い本なので、情報が今とは違う部分もあるが、恐竜に比べて光の当たらない哺乳類の猛獣達をコンパクトに紹介している。化石から判明する、氷河期の快適な住居である洞窟を巡って、数万年も戦い続けた動物達の物語が面白かった。こんなに強そうな生物がどうして今はいないのか?それは、人類が滅ぼしてしまったから。ネアンデルタール人の頃から、人類は何故か必要とする以上に、これらの猛獣を狩り立てていたらしい。人間の自然破壊は、何と有史以前からだったのだ。2010/06/15
-
- 和書
- 新電磁気学 〈上〉