内容説明
武術における「合氣」は、「膠着状態」を意味する悪い状態のことだった?後の「合氣」に多大な影響を与えた天下の奇書『合氣之術』の著者の正体は?柔道の天才・西郷四郎の養父、西郷頼母は大東流柔術の伝承者だった?大東流において「合氣」というワードを使うようになったのは、武田惣角が先か、出口王仁三郎(大本教)に示唆された植芝盛平が先か?古流武術と古神道の二大巨匠が、“合氣柔術”に秘められた謎を語り尽くす!
目次
第1章 合氣の歴史(合氣の定義;合氣の古典的意味合い ほか)
第2章 大東流の出現(明治二十五年;大東流の最古の伝書 ほか)
第3章 合氣の秘傳(霊妙の神術;合氣の定義 ほか)
第4章 武術極意の世界(合氣の實相;日本柔術における當身法の驚くべき威力 ほか)
著者等紹介
大宮司朗[オオミヤシロウ]
現代日本における玄学の第一人者。後進にその道筋を付けるべく著述に励む傍ら霊縁ある人々の指導に当たる。同時に惟神の武道としての大東流を長年にわたり研究、かつまた修練し、その成果として会得したところの秘伝技、また玄妙なる合氣の奥儀を直接伝授している。現在は古神道を伝授することを主たる目的とした玄学修道会、大東流合氣柔術を教伝することを目的とした大東流玄修会、両会の主宰者として活動
平上信行[ヒラカミノブユキ]
神戸生まれ。日本武術史研究家・江戸期科学技術史研究家。研究論文、著書多数。日本古傳武術研鑽會を主宰し、古傳武術の研鑽と秘傳技法探求に加え、古武器・武術古傳書等の蒐集、そして膨大な武術資料の電子データ化による保存と整理の業績を積み上げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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