内容説明
環境、それは何かしらの意味の存在を抜きにして、客観的には成立しない。主体が対象との間に“関係”を結ぶとき、はじめて意味が生まれる。個々人が異なる環境世界をもつなかで、子どもは環境を生きる。
目次
第1部 環境とは何か(世界観をつくる環境;歴史がつくりだす環境)
第2部 子どもは環境をどう生きるか(子どもにとっての環境;保育における環境)
第3部 子どもは環境をどう捉えるか(環境に身を投じて知る世界;環境に埋め込まれた文化への気づき;集団の場で獲得する臨床的知性)
著者等紹介
平山許江[ヒラヤマモトエ]
東京学芸大学大学院修士課程修了(教育学)。幼稚園に出産育児による退職や大学院入学の時期を挿入しながら断続的に20年間勤務し、その後文京女子短期大学を経て文京学院大学教授。他に、東京学芸大学やお茶の水女子大学で非常勤講師として保育内容「環境」を担当する。文京学院大学・同大学院特任教授。専門領域は幼稚園教育、幼児期の知的教育。日本保育学会、日本教育学会に所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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