内容説明
お歌をうたって、お絵描きをして、何かを教えられて…というような保育の中では、自ら考え、判断し、行動していくような子どもは育たない。では、どのような保育なら育つのか?永年にわたって、子どもの主体性の育ちを重視した「生活保育論」を提唱・実践してきた本吉保育の中に、無藤隆が、その答えを読み解く。
目次
絵里のネックレス―自分の意思をしっかり言える子どもに
ズルして平気なの!?―正義感を育てる機会を見逃さない
うそつき翔太が変わる―保育者の真剣な対応が子どもを変える
大輔のお風呂屋さん―共感し、支え、「自信」を育む
宿題出して!―約束を忘れたことで育つもの
鉛筆を買いに―身近なものの大切さに気づく
持ち物の片づけ―生活習慣が身に付くための工夫を
モルモットの飼育―生命の大切さを知る
カメがほしい―困難なことに挑戦していこうとする力を支え育てる
ジグソーパズル―失敗を恐れやらない子に挑戦する気を起こさせる〔ほか〕
著者等紹介
本吉圓子[モトヨシマトコ]
東京都出身。東京家政学院卒業。東京都の公立保育園の園長、大妻女子大学・宝仙学園短期大学等の講師を経て、現在、生活保育内容研究会代表。子どもの生活体験を重視し、子どもの主体性の育ちを求める「生活保育論」を展開
無藤隆[ムトウタカシ]
東京都出身。東京大学教育学部卒業。同大学院教育学専攻科博士課程中退。お茶の水女子大学家政学部助教授、同子ども発達教育研究センター教授を経て、現在、白梅学園短期大学学長。専門は、発達心理学、幼児教育・保育
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