内容説明
ビジネスマンにとって「情報やデータを客観的に集め、それを論理的なプロセスを用いて分析し、正確に読み解く力」は必須といえよう。つまり、統計学の手法を正しく使いこなすことは、ビジネスマンにとって「強力な武器」になり得るのだ。本書は、統計学の中でも、実際のビジネスに即応できる部分のみに集中して、その理論やリスク、実践面でのヒントまで具体例を挙げて体系的に解説。まさに、一流のビジネスマンを目指す人のための「ビジネス統計入門書」といえる。
目次
第1部 統計学への第一歩(統計学の概要;分布分析の基本)
第2部 統計学の基本知識(データ間の関係を捉える;信頼性のある標本を作成する;標本から母集団を推定する;仮説の正しさを検定する)
第3部 発展的内容への導入(多次元のデータを分析する(多変量解析)
実践へのガイダンス)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こうきち
1
あまり数式を使わないで、統計学の考え方を解説しています。2011/12/30
Hajime Komatsu
0
統計学の基礎となる考え方から、それを用いた分析についてもコンパクトに一冊に。あくまでビジネスに活かすための統計学という感じがした。 数式とかもだいぶ出てくるので、高校以上の数学に親しんでないとちょっとしんどいですね…。2015/09/15
Yusuke Horimoto
0
このところ、統計学が注目されておりますね。IT技術との融合で、データサイエンティストという職種も登場していたりします。 この本は、結構初歩的なところ、要点を紹介してあり、一度統計学を一通り学んだ人には、再確認する上で役立てることが出来そうです。 仮説検定として、独立性と適合性の検定が紹介されておりましたが、検定には本当に多くの手法があり、私もまだまだ知らない手法が多いので、時間を見つけてしっかり理解して使えるようになりたいものです。2014/10/24
Syun
0
数学的アプローチの部分は残念ながらほとんどわからなかった。数字で理解するための素養が必要のようだ。それ以外はとても参考になった。世の中の様々な場面で見かけるアンケート結果や数字のトリックを見定めるための鑑定眼を身に付けることができる。2014/05/08