内容説明
本書は紀元前二十一世紀前の帝王堯と舜から、清朝の重臣左宗棠までの君、王、臣、官、思想家、学者、詩人、俳優など、中国文化の形成に大きな影響を与えている人物たちの人間学を、エピソードを通してかいまみようというものである。
目次
帝王の手本―堯と舜
非を認識させる名人―優孟
悩みのない虚の世界に生きる―列子
きびしく教えなければ、聖人は生まれてこない―孟子
不合理な常識に縛られない―荘子
生きてできないことを死んでやりとげる―屈原
逆鱗に触れて逆鱗を説く―韓非子
勝者だけが英傑でよいのか―項羽と劉邦
何もかも失ったときは、すべてを獲得するときである―司馬遷
失意は才能の触媒―李白と杜甫〔ほか〕