目次
阪神大震災の警告するもの
予測に先立って瞑想と私
資本主義の崩壊は第二段階に突入した
崩壊後の社会システム「プラウト」
日本のゆくえ、世界のゆくえ
ラビ・バトラ教授の予測を解く
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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5
社会的予言というのはシステム的に外れるようになっているのである。バタフライ・エフェクトを俟たずとも、どんな鬼才であれ、例えば小室直樹や立花隆といえども、エピステーメー(時代の価値観)からは自由になれず、その未来予測は悉く外している。何よりも予言者は皆人類の叡智の純粋なる結集のような原理的可能性に立脚しているのであり、実際に社会の動因となるのは権力関係による現実的可能性であることを捉え損なっている。ただ、出版商売的には5年〜10年のスパンでの予言が一番都合がよく、昨日の天気予報のように検証されることもない。2022/05/17
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