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内容説明
ブラジル移民が日本に“珈琲文化”をもたらした。明治末期、サンパウロ州政府から日本移民の父・水野龍に無償のコーヒー豆が提供された。その豆は発展する日本社会の新しい文化の象徴ともなった。東京銀座に現存する「カフエーパウリスタ」から日本の喫茶店文化が始まった。
目次
第1章 珈琲前夜(未知なる国、ブラジルへの船出;ブラジル移民の父、水野龍 ほか)
第2章 本格珈琲喫茶、かく生まれり(明治四三年、合資会社カフエーパウリスタ創立;第一号店は箕面店だった ほか)
第3章 カフエー繁盛記(珈琲の香りは全国に;鏡の国のパウリスタと時事新報―(銀座店) ほか)
第4章 才人たちが愛したカフエーパウリスタ(好景気と大正ロマンの到来;華麗なる常連客たちの横顔 ほか)
第5章 カフエーパウリスタの遺産と功績(全盛期は大正八~九年頃だった;関東大震災、無償供与停止の二大ダメージ ほか)
著者等紹介
長谷川泰三[ハセガワタイゾウ]
昭和11年(1936年)、東京生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。日東珈琲株式会社勤務を経て1995年、取締役社長に就任。2006年、同社を退社。日東珈琲株式会社に勤務時代、会社の前身だった明治創業の喫茶店「カフエーパウリスタ」について全国の人々から問い合わせを受けたのがきっかけで、店の歴史を研究し始める。その過程でカフエーパウリスタが日本の文化と、日本人の食生活に計り知れぬ影響を与えていたことを確信し、『日本で最初の喫茶店「ブラジル移民の父」がはじめた―カフエーパウリスタ物語』を執筆するに至った(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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