目次
創作篇（職業婦人気質；東京ロマンティック恋愛記；戦争のファンタジィ；バルザックの寝巻姿；スポールティフな娼婦；女百貨店；大阪万華鏡；飛行機から墜ちるまで；新種族ノラ；恋の一杯売；地図に出て来る男女；孟買挿話）
ダダイズム詩・散文詩篇（退屈；おいなりさん；初恋；支那そば屋；変態肉食；ローマンス；感傷；アン・ダグリッパの結婚）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
17
猥雑と狂乱、におうような快楽と酒、異国の片隅。筆に酔ったような跡が見えて、少し閉口。エイスケさんの作品は初めて読んだけれど、息子さんである淳之介さんのほうがいい、と思った。ただ、おふたりとも娼婦への興味は共通しているんだよなあ・・・。2013/05/08
冬見
15
以前「女百貨店」の冒頭を引用されたものを読んで、そこから興味を持った。一度、図書館で見つけてページを開いてみたけど、歯が立たなそうだったので断念。数年を経て、ちょうど手に入ったので再挑戦。案の定ボコボコにされた。濁流のように押し寄せてくる。一度でも読んだら、ちょっと忘れ難い文章。いつまでも、どの時代にあっても先鋭的。長い長い修飾と難解な比喩とに振り回されて、流されるがままに読み進めるけど、読み終わるともう何が書いてあったかは曖昧で、ここまで歯が立たないとまた読みたくなっちゃいそう。待ってろエイスケ！2018/03/29
遥かなる影エミネム
3
好きだったぁ。空気だけ読んだ。 毛皮を纏って銀座の一枚板のカウンターで。 2019/11/11
ぎんしょう
0
ダダはシュルレアリスムよりむずかしいと思ってしまう。社会的なのはあまり面白くないが、並べてみると内実は然程変わっているようには見えない。ダダも風俗、社会を見なければ成立しない。2012/01/17
