感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
keisei1
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ダリファン、ダリ言うところのダリ信者であった僕には思い出深い著作。詩人アラン・ボスケとの対話で成立しているが面白み満載。「可哀想なゴーギャン!彼は一生かかって四角いリンゴしか描けなかった」と評価のある画家をdisったり、愛妻ガラとの関係を「愛とはつまり私の妻だ。ガラが痛いと思えば私も痛いと感じ…」と表したり(ここはボスケに「そう言うあなたは偽善者そのものです」と突っ込まれている)縦横にダリが自身の世界を開陳している。ボスケ「もしブリジッド・バルドーが裸でこの部屋に入ってきたら?」ダリ「こんにちはと言う」