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内容説明
200余通の手紙が鮮烈に浮き彫りにする人間ゴーギャン。妻メットに宛てた書簡を軸に、ゴーギャンの波瀾の生涯が、その魂の慟哭と共に、いま甦る告白的自叙伝。
目次
結婚前後
別居 パリ―コペンハーゲン
放浪(1)ポンタヴェン―パリ
放浪(2)パナマ―マルチニーク―パリ
放浪(3)ポンタヴェン―カンペルレ―アルル―パリ
放浪(4)ポンタヴェン―ル・プールデュ―パリ
脱出(1)第一次タヒチ滞在
最後のパリ
脱出(2)第2次タヒチ滞在
終焉 マルキーズ、イヴァ・オア
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
駄目男
5
何と言っても日記や手紙などは、本人が書いているだけあって第一級資料なのだが、書き送った全手紙を読むのはかなり骨が折れる。現在ではラインがあるので手紙を書くことがなくなったが、仮に書いたとしても、多くて便箋5枚から10枚あれば充分だと思うが、時にゴーギャンは興が乗ると、とにかく長い、いや、どうしてもこれだけは言って置かなければならいと決めたら長くなるのか、これでは送られた方も大変だが、読み手の私も大変だ。手紙内容を大まかに分けると、哲学的な芸術論と金銭に関する問題に尽きるが妻からの返信は一通も残っていない。2019/01/09