内容説明
たったひとりでふかい森に入っていった「ぼく」が見たものは…。一本のあおい木に導かれて、別の世界へ入り込んでいく「ぼく」。その幻想的な体験を通して成長する心を描く。
著者等紹介
中村牧江[ナカムラマキエ]
東京都生まれ。コピーライターとして、宣伝会議賞銅賞、準朝日広告賞、日経広告賞最優秀賞、東洋経済広告優秀賞などを受賞。日本産業広告賞、毎日公共福祉広告賞など入選
林健造[ハヤシケンゾウ]
愛媛県生まれ。グラフィックデザイナーとして、準朝日広告賞、カレンダー工業技術院長賞、日経広告賞最優秀賞などを受賞。ワルシャワポスタービエンナーレ、セントラル美術館版画大賞、毎日公共福祉広告賞など入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Cinejazz
8
〝僕は、森の入り口に立っていた。森の奥には何があるんだろう・・・森は、深く僕を包んだ。遥か向こうに、碧い木があるように見えた。今までに見たこともない、綺麗な碧だ。どんどん進んでいくと、碧い木は大きく広がった・・・それは、木ではなく、空だったのだ。何羽もの鳥が飛んでいる・・・近づいていくと、それは木ではなく、海だったのだ。何匹もの魚が泳いでいる・・・碧い世界は何処までも広がっていく・・・〟万華鏡を覗き見て、夢想の世界に遊離幽体したような、煌びやかな絵本。2024/07/03
がる
8
自信がなくても、やってみたら何てことなかった・・・ってことあるよなぁ。背中を一押ししてくれそうな絵本でした。2013/01/22
こどもふみちゃん
8
人に、静かに読み聞かせてほしい絵本だと思いました。読み聞かせている私自身が、誰かに、静かに読んでほしくなった。 心が落ち着きそうな絵本。空想の青い世界で、自分が鳥になったり魚になったりして。「しんぱいしなくてもだいじょうぶだよ。・・・それに、雲の上はいつだって あおい空なんだから。」 自信がなくなったり、ちょっと落ち込んだりした時にどうかな~。4・5・6・7・8・9・10歳向け。2012/10/19
みー
6
よかった・・緑の森の中の青い木・・広がる世界・・無限の可能性。そんな力を感じさせてもらえる絵本。図書館にはなくて他館より。絶版なのが勿体ない!2016/02/14
鳩羽
5
森の中を歩いていくと空のように青い木があって、気づくと私は鳥になって空を飛んだり、魚になって海を泳いだりする。嵐がきたり、大きな魚に狙われたりするが、そのたびに誰かに知恵を教わって希望を忘れないでやり過ごす。即ちそれが大人になるということ。2010/10/18
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