内容説明
サンドルヒルの丘にすむ、賢く美しい雄ジカ。その雄ジカを、どこまでも追い続ける若い狩人、ヤン。美しい雄ジカを追ううちに、ヤンの心には、いつしか雄ジカへの尊敬と友情の思いが芽ばえていきます―。追うものと追われるものの息づまる闘いを通して、人と野生動物との心の交流を、感動的に描いた傑作です。
著者等紹介
小林清之介[コバヤシセイノスケ]
1920年東京都に生まれる。東京YMCA英語専門学校卒業。「野鳥の四季」(小峰書店)で第23回小学館文学賞を受賞。日本児童文芸家協会顧問。俳人協会評議員
清水勝[シミズマサル]
1919年大阪市に生まれる。中之島洋画研究所にて油絵を学び、制作のかたわら在阪出版社の図鑑、挿絵などを描く。その後、上京。以後、各社の図鑑、動物を主としての挿絵などに従事。1963年小学館絵画賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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absinthe@読み聞かせメーター
9
6歳の娘に読み聞かせ。しかと人間の知恵比べが凄い。また、何処までも追いつめようとする猟師の執念。最後にはお約束だが相手に敬意を表して見逃すのだが。2016/11/21
シオこしょう
2
淡々と話しが流れていきます。言葉を話さない牡鹿の雄々しさや優しさ・・・5歳の子供が結構気に入って何回も読んでと言ってもってきました。2013/08/10
こどもふみちゃん
2
最近お気に入りのシートン動物記。3歳の娘も良く聞いてくれる。3・4・5・6・7・8歳向け2012/01/15