内容説明
カランポーの大平原を荒らしまわったおおかみ王ロボ。ロボは、どのおおかみよりも強く、賢く、だれひとり倒すことはできなかった。だが、その王者にも、やがて最期のときが―。この物語は、動物と人間との闘いを、野生動物への限りない共感の中で描いたシートン動物文学の代表的名作です。
著者等紹介
小林清之介[コバヤシセイノスケ]
1920年東京都に生まれる。東京YMCA英語専門学校卒業。「野鳥の四季」(小峰書店)で第23回小学館文学賞を受賞。日本児童文芸家協会顧問、俳人協会評議員
鈴木博[スズキヒロシ]
1930年石川県に生まれる。金沢美術工芸大学を卒業。主にタブロー画の世界で活躍。紺綬褒章、二紀展菊華賞、文部大臣賞、シェル美術賞、二紀会35周年記念賞等を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鈴
21
息子の「おおかみ」リクエストに、ちびえみちゃんからご紹介。有名ながら初読み。かなり真剣に聞いていた息子だが、ラストに不満だったようだ。おおかみ目線でみると、確かに可哀想ではあるのだが、人間目線でみると仕方ないのかなぁ…。2014/01/29
紅花
15
読み聞かせ隊のある企画で使う本を探している。8分ぐらいにまとめてあるけど、ブランカを掴まえてからのお話しが、少し物足りないように思った。2015/09/27
absinthe@読み聞かせメーター
10
6歳の娘に読み聞かせ。シートンは定番だ。中でもロボは定番だ。ブランカを捕まえてロボをとらえると言う駆け引きが面白いのだが、この絵本はちょっと省略され過ぎな気もする。子供のころに読んだ記憶を手繰ると、捕まったあとになにがなんでも人間のえさを受け付けない用心深さが見えたのだがこの絵本ではあっさり死んでしまう。2016/11/13
ひまわり
8
人間VSおおかみ王ロボの駆け引き。ロボの生き様はかっこいい。2017/11/20
こどもふみちゃん
5
ひさかたチャイルド社の読みやす~いシートン動物記。3歳の娘も、6歳の長男もよ~く聞いていくれました。シリーズで、色々10巻位あります。3・4・5・6・7歳向け。2012/01/11