感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
蔦屋重三郎そっくりおじさん・寺
83
『どうぞのいす』の香山美子の絵本。表紙のリスの可愛さにいきなり胸を撃ち抜かれた。木の実をかじって頬袋プックリなリス。私も来世はリスになりたしとさえ思う。そんなリスの母子が冬を越すお話。お母さんに頼まれてヒッコリーの木の実を取りに行く子リス。可愛い歌を唄いながら拾う。大きいけれど軽い木の実は虫食い。しかし香山美子の手にかかれば、その虫さえも可愛らしい。たくさん拾った後、母子でたくさん食べる姿の可愛らしさ。たまらんな。残りは地中に埋めて越冬。取り出し忘れた木の実は春に芽を出す。冬って何か楽しい。2015/11/18
Natsuki
50
実りの秋?りすのバビーは「ヒッコリーの きのみを ひろいに」もりへでかけます。かごいっぱいにひろったきのみをお腹いっぱい食べたら、冬支度も着々と。物語を通して知る自然の理。いい加減でちょうどいい?絵もお話もやさしい?2018/10/28
anne@灯れ松明の火
27
柿本さん追っかけ中。遠い方にしかなく、予約で取り寄せ。昔、幼なじみが「ヒッコリーのきのみ しっかり穴に隠せ」と、よく歌っていて、耳に残っている。今回、読んでみて、「おんなじだ」と思い、ネットで調べてみたら、アニメ主題歌の作詞は香山さんらしい。その後、絵本が出来たみたい。りすのバビーとヒッコリーの木の約束の物語。どんな約束って? 気になった人は読んでみて♪ 柿本さんの温かい絵が本当にいい。絵本ナビ座談会に、「木の実を埋める場面で時間経過を描きたい仰った」とあったのを、思い出しながら、その場面を何度も眺めた。2015/11/01
たーちゃん
25
ヒッコリーの木との約束。そういう約束だったのですね。息子は途中できのみを土に隠すリスを見て「ここから芽が出て大きくなって、美味しい木の実を付けるかもよー」と言っていました。2021/10/31
ヒラP@ehon.gohon
24
ヒッコリーとはクルミ科の樹木だそうです。 ヒッコリーの木の実は、リスだけでなく人間がナッツとして食べているそうです。 それだけおいしい木の実が、植えておくと芽吹いてくるなんて素晴らしいですね。 木々から落ちたドングリは、忘れられていると芽を出しているのを見かけることがあります。 木の実は生きているのですね。 柿本幸造さんの温かい絵で描かれたリスと木の実のお話は、心をほっこりさせてくれました。2020/04/22