内容説明
あの原爆の朝、ハーモニカの好きだった弟と母をなくしたあやのさんが、いま、明るく生きる小学五年生の孫娘・知里へつたえる愛のことば、いのちのうた。
著者等紹介
鈴木ゆき江[スズキユキエ]
1942年、静岡県磐田郡富岡村(現、豊田町)に生まれる。静岡県立保育専門学院卒。1995年、第1回「熊野の里・児童文学賞」入選
末崎茂樹[スエザキシゲキ]
1948年大阪生まれ。絵本に『わんぱくだん』シリーズ(ひさかたチャイルド)『くじらの島』(ひくまの出版)『ともだちだいすき』シリーズ(偕成社)『やまねこせんせい』シリーズ(PHP研究所)『おしゃべりネズミのてがみ』『ふたりでのった新幹線』(ひくまの出版)など多数
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミーコ
44
終戦記念日の今日 読みたく思い図書館より借りた1冊。広島に原爆が投下された事により、広島に住んでた人達の生活が激変。そしてたくさんの命が犠牲になりました。看護婦として働いてた あやのお婆ちゃんは その日たまたま 友達のさきちゃんと勤務を交代して貰い 尊い命を落としてしまったさきちゃん。自分のせい…と罪の意識が重くのし掛かったまま生きているお婆ちゃんの苦しさを思うと、何とも言えない気持ちになります。戦争を二度と繰り返さない為 これからも貴重な話を伝えて行って欲しいと思います。2018/08/15
-
- 和書
- 新しい時代の文学