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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちょん
21
図書館で何気なく手に取り一気読みしてしまった1冊。児童向け伝記ものなのですが、感動。地元鉄道の線路を引くために昭和の初めにアイヌの人が愛知まで来てくれていたとは。お話に出てくる「飯田線」、愛知県の豊橋と長野を繋ぐ線路で、数回利用した事ありますが...確かに険しい...。この線路をこの人達が作ってくださったのかーと感動。これ読んだ上でもう一度飯田線に乗りたい。2021/05/09
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
7
小学校の国語科単元で、伝記・ノンフィクションがあるので担任に紹介。図書室の蔵書です。2019/04/10
Lisa Tada
4
児童書です。明治期に本土人(シャモ)に、北海道の大地と人としての尊厳を奪われたアイヌの少年が、いじめ、差別をうけながら、測量の仕事に夢を持ち、国内でも最難関の天竜川沿いの飯田線の測量と工事監督を任せられるまでになる。しかし差別は続く。アイヌ故に罪もないのに殺されかけもする。それでも 人としての、また仕事人としての誇りを持ちつづけ、差別をはねのけてゆく。まあ、ハッピーエンドっぽいですが、疲れているときに読むには、結構しんどかったです。アイヌの人が国内の危険な仕事をこなした事実は広く知られて欲しいものですね。2022/08/13
麻ノ葉
2
勉強中の講座に出てきて興味を持ったのと、当地が北海道で5年生の伝記の授業に勧められるかもと思い読んでみた。 住んでいても自ら動かないとアイヌ文化についてはほぼ知識を得られず、これまでさして興味もないままの状態で読み進めたが、一人のアイヌの生き様を通してその誇りと品格に学ぶべきことはあった。 電車が好きな高学年男子は特に感情移入しやすいのかもしれないが、ラストあたりの一番おもしろいところまで読む力がある子どもがどれくらいいるか、というのが難しいところかもしれない。 ともあれ、旭川の記念館には行こうと思う。2018/07/06
ヤスユキ
1
故郷のアイヌ記念館を訪れたのを切っ掛けに図書館で借りてみた。川村カ子トに関する書籍はこれくらい。後半部分は飯田線開設に向けての測量絡みとなる。人権教育の教本となり得る本でもあるのかな。アイヌには苦労はあれど魅力を発揮できない時代となったのかなと、しみじみ想う。2015/08/29
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