出版社内容情報
冬眠中にあかちゃんを産み育む、野生の命のしくみ。ひぐま親子の濃密な時間を描いたあべ弘士の傑作!
赤や黄に色づく秋の山で、ひぐまが木の実やくだものをもくもくとたべています。やがて雪がふりはじめ、あたりはしずかなぎんいろの世界に。山がいちめんの雪景色となったころ、どこからかひぐまのあかちゃんの声が聞こえてきました。ちいさなあかちゃんは、暗いあなのなかでかあさんのおっぱいをたくさんのんでこぐまとなり・・・新しい命は、春のおとずれとともに光あふれる世界へととびだしていきます。
ひぐまをもっと知るための、挟みこみリーフレット付。
【目次】
内容説明
ひぐまのあかちゃんは、冬眠中にうまれる。野生のいのちの神秘を描く、あべ弘士の傑作!あべ弘士のひぐま・しつもん箱リーフレット付き。
著者等紹介
あべ弘士[アベヒロシ]
1948年、北海道旭川市生まれ。25年間、旭山動物園で飼育係として働き、のち絵本作家として活躍を続ける。生い立ちや飼育係時代の動物たちとの濃密な付き合い、生きものの命と真摯に向きあった日々が絵本創作の原点となる。『あらしのよるに』(木村裕一・文/講談社)で講談社出版文化賞絵本賞、産経児童出版文化賞JR賞、『ゴリラにっき』(小学館)で小学館児童出版文化賞、「ハリネズミのプルプル」シリーズ(二宮由紀子・文/文渓堂)で赤い鳥さし絵賞、『新世界へ』(偕成社)でJBBY賞、『宮沢賢治「旭川。」より』(BL出版)で産経児童出版文化賞美術賞、『クマと少年』(ブロンズ新社)で北海道ゆかりの絵本大賞・大賞など、受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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